福永先生によるとヤマタノオロチ伝説とは、福岡県北部の八俣遠呂智一族をスサノオが征伐した歴史である。
大蛇の尾は何本か? 奪った鉄剣は最低でも8振存在した。故に八剣。遠賀・鞍手地域には「八剣神社」が
濃密に分布する。ピッタリ8か所。
草薙劒、元の名は天叢雲劒。天村雲尊=八幡神の長の所有であったと考えられる。矢俣(yamata)と八幡(yabata)
はm音とb音の交替である。
福岡県東部から大分にかけて八幡神社が最も密集すること、北九州市に八幡区があること、ヤマタノオロチ退治の
神楽が全国で一番濃密に分布するのも、福岡豊前の地であること。これらは偶然とは考えられない。