「邪馬臺國=鷹羽國」説
    (福永晋三先生の倭歌が解き明かす古代史)


 姫島/比賣語曾社 = 卑弥呼神社

 香春の神と天皇 (その1) より
(令和6年1月6日(土) 香春町郷土史会例会)

 『太宰管内志』には、「香春ノ神は比売語曽神」とあるが、香春神社の祭神は、辛国息長大姫大自命和銅二年((709年))に神の名前が変えられる。
 そして、比売語曽神は、ここ大分県の国東半島沖に浮かぶ姫島に流される。

「万葉集」巻第二 228番・229番
寧樂(なら)
 和銅四年歳次辛亥、河邊宮人姫嶋松原見嬢子屍悲嘆作歌二首
 妹之名者 千代尓将流 姫嶋之 子松之末尓 蘿生萬代尓

228

 妹が名は 千代に流れむ 姫島の 小松がうれに (こけ)()すまでに
 嬢子(をとめ)の名は末永く語り継がれるだろう。姫島の松の梢が大きくなってこけむしてしまうまで。
 難波方 塩干勿有曽祢 沈之 妹之光儀乎 見巻苦流思母

229

 難波潟 潮()なありそね 沈みにし 妹が姿を 見まく苦しも
 難波潟よ、潮をひかないでおくれ。死んで沈んだ彼女の姿を見るのが辛いから。
 姫島(大分県東国東郡)
姫島(東国東郡)
姫島(東国東郡)
 姫島(黒曜石の産地)
姫島(黒曜石産地)
姫島(黒曜石産地)
 比賣語曾社(©藍川由美)
比賣語曾社
比賣語曾社
比賣語曾社

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